日記 (5): カクテル三昧 ー 酒の達人

2018年03月21日

想像力が創造力が す・ご・い 「虹の絵の具皿」


詩人であり、童話作家である宮沢賢治。

著名な作品は読んでいたので、今回は「虹の絵の具皿」を読んでみました。

いや、凄いですね。
どうしてこんな作品が書けるのでしょう。

「銀河鉄道の夜」とはまるで違うし、「風の又三郎」とも違う。
いやこの両作品もまったく違う雰囲気を醸し出しているのに、それらとはまた異なる感覚で書かれています。

作者の想像力・創造力は凄いです。

私など、何を書いても同じような文章になってしまいます。

って、比べること自体が間違っていますが。

童話に興味がある方も、ない方にも、ぜひ読んでいただきたいと思います。

できれば、複数の童話を一度に読んでいただきたいですね。

作者の素晴らしさがより良く分かると思います。

posted by 音吉 at 21:00 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月20日

この字があるとどうしても読みたくなるのです「酒」

タイトルに惹かれてついつい読んでしまいました。
正岡子規の「酒」。

柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺
有名な俳句ですが、
この作者が酒について書いてるとあれば、呑ん兵衛としては読みたくなって当たり前だと思います。(と自己弁護)

内容はというと、
まあ、日記みたいなもので、取り立ててああだこうだと言うものではないと思います。

ごく短い文章なので、読まれてみてもいいと思いますよ。

posted by 音吉 at 19:16 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月19日

おとぎ話が題材の随筆「さるかに合戦と桃太郎」

またまた、寺田寅彦氏の随筆です。
題名が面白そうだったのでついつい読んでしまいました。

書き出しが「近ごろある地方の小学校の先生たちが児童赤化の目的で日本固有のおとぎ話にいろいろ珍しいオリジナルな解釈を付加して教授したということが新聞紙上で報ぜられた。」で始まっていて、おや思想的なものかな?って読み進めてみると、「おとぎ話はおとぎ話でよいのである。」となり、更に「おとぎ話に下手へたな評注を加えるのはほとんどこれに類した滑稽に堕しうる可能性がある。」と進んでいきます。

まさに「おとぎ話はおとぎ話でよいのである。」ということが書かれているのです。

さて、作者の論理の展開はどうなっているのかと言うと……

あとはご自分で読んでください。

短い文章ですし、青空文庫にて公開されていますので、是非是非読んでみてください。

こういう文章を沢山読むことは、自分の考えを書く力になると思います。

まあ、その前に寺田寅彦氏の素晴らしさに、自身の考えを分かりやすく文章で著す能力に、感動するとは思いますが。

posted by 音吉 at 20:21 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月18日

外国の作品にも手を出しみた「阿Q正伝」


入院以来いろいろと読んできたのですが、ふと見返すと外国の作品に一切手を出していないことに気がついたので、ふらりと読んでみたのが魯迅の「阿Q正伝」。
む〜!
読んではみたもののよく分からない。

これじゃいけないと調べてみると、この作品は清朝末期の中国を痛烈に批判したものだったのです。

これを読んだ中国人達は、「祖国を批判する戸は何事か」と怒ることはなく、逆に熱烈歓迎だったようです。

これは作者の魯迅が祖国を愛するがため描き表したものだということが理解されていたためのようです。

当事者ではない読者はその辺りのことを理解しておかないと、この作品の真価を理解することはできないと思います。

いや、理解できなかったのは私自身のことでした。
お恥ずかしい限りです。

これからは、外国の作品を読む際に、その作品の書かれた背景を理解するように努めたいと思います。

ところで、清朝末期のことに詳しい方は「阿Q正伝」読んでみる価値があると思います。
(そのような方は既に読まれているのでしょうが)

posted by 音吉 at 20:32 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月17日

鋭い分析が学者らしい「浮世絵の曲線」

寺田寅彦の「浮世絵の曲線」は、地球物理学者らしい分析で、専門外のことでありながら、確固たる指摘をしている随筆となっている。

数多くの随筆を著している寺田寅彦氏。

専門外のことを書いても、学者としての分析力を発揮して、ズバリと核心を指摘しています。

本書では「これだけのわずかな要点を抽出して考えても歌麿うたまろ以前と以後の浮世絵人物画の区別はずいぶん顕著なものである。」と言い切っているところなど、自身の分析能力を完璧に把握しているからこそと言えるでしょう。

私も、「それくらいのことなど言い切れるよ」と言えるくらいの能力を持ちたいと思いますが、本を読むたびに、その本に影響されて考え方がぐらぐらと揺らいでしまっています。

う〜む、今までの人生を振り返って、確固たる信念を確立しなければ。
なんて思わせてくれた随筆でした。

posted by 音吉 at 19:33 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする