鋭い分析が学者らしい「浮世絵の曲線」: カクテル三昧 ー 酒の達人

2018年03月17日

鋭い分析が学者らしい「浮世絵の曲線」

寺田寅彦の「浮世絵の曲線」は、地球物理学者らしい分析で、専門外のことでありながら、確固たる指摘をしている随筆となっている。

数多くの随筆を著している寺田寅彦氏。

専門外のことを書いても、学者としての分析力を発揮して、ズバリと核心を指摘しています。

本書では「これだけのわずかな要点を抽出して考えても歌麿うたまろ以前と以後の浮世絵人物画の区別はずいぶん顕著なものである。」と言い切っているところなど、自身の分析能力を完璧に把握しているからこそと言えるでしょう。

私も、「それくらいのことなど言い切れるよ」と言えるくらいの能力を持ちたいと思いますが、本を読むたびに、その本に影響されて考え方がぐらぐらと揺らいでしまっています。

う〜む、今までの人生を振り返って、確固たる信念を確立しなければ。
なんて思わせてくれた随筆でした。



posted by 音吉 at 19:33 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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