カクテル三昧 ー 酒の達人

2018年03月26日

ちょっと頭の痛い部分もある「辞典のすすめ」


「とかく、現代人はまだ、辞書辞典などを、ほんとに、自分の頭脳にしきっていない。」
という書き出しで始まる、吉川英治の「辞典のすすめ」ですが、ズバリと指摘されているような気持ちになってしまいます。

若い頃にちょっと背伸びをして購入した革装の広辞苑が机の上に置いてあるのですが、出番が少ないのは事実です。

まさに「自分の頭脳にしきっていない」と言えます。

吉川英治氏の作品は「三国志」「水滸伝」「宮本武蔵」「私本太平記」などなどなど、いろいろと読んだことはあるのですが、これほどグサッときたものはありません。

まあ自分が辞典を活用していないということが露呈しているだけなのですが……。

短い文章なので、思い当たる節がある方は読んでみられてはいかがでしょうか。

辞典の活用頻度が高くなるかもしれません。



posted by 音吉 at 22:20 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月25日

1980年代から危機感を抱いている人がいた「和紙の美」


柳宗悦(やなぎ むねよし)の「和紙の美」は和紙への賛辞とともに、衰退への危惧が顕されており、またそれとともに廃れることはないと信じられていることも書かれています。

なぜ信じているかは、ご自分でお読みください。

30年ほど前に書かれた随筆なのですが、当時から和紙は危機的な状況にあったようですね。

ところで、著者は、民衆の暮らしのなかから生まれた美の世界。その価値を人々に紹介しようと、「民藝」という言葉を作った方なのです。

和紙に美を見い出していたのも、そのようなところと関係があったのでしょうね。

和紙の好きな方、一度読んで読まれてはいかがでしょうか。



posted by 音吉 at 21:10 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月23日

いや明治時代の人は凄い「人生の楽事」


福澤諭吉著「人生の楽事」は読めば読むほど凄さが迫って来るように思えます。

著者は、武士であり、蘭学者であり、啓蒙思想家であり、教育者であり………慶應大学の創始者。

そして、数々の業績をあげたことから、明治の六大教育者とされています。

そのような方の「人生の楽事」とは。

いや、驚かされます。

このような方がおられたのですね。

幕末から明治にかけての社会情勢が背後にあったのかもしれませんが、凄い方です。

翻って、今の国会議員の中でこのような方は何人おられるのか・・・?

一万円札の肖像になっているのも納得です。

posted by 音吉 at 22:12 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月22日

翻訳にもその人となりが出るようです「余が翻訳の標準」


小説家であり翻訳家である二葉亭四迷が著した、翻訳する際の自身の考え方が「余が翻訳の標準」。

これを読むと、確固たる考え方に則って翻訳をされていたことが分かります。

なに昔の人の考え方など参考にはならない。
なんてことは言わずに、一度読んでみてください。

とても参考になるものと思いますよ。

ところで、二葉亭四迷と言うペンネームは何処から来たかご存じですか?

それは、処女作「浮雲」に対する卑下(坪内逍遥の名を借りて出版したことに対する卑下)で、自分で自分を「くたばって仕舞(め)え」と罵ったことによるものだそうです。

俗説では、文学に理解のなかった父に言われたといわれることもあるようですけどね。

さて、信念を持った翻訳家の文章、ご一読を。

posted by 音吉 at 20:12 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月21日

想像力が創造力が す・ご・い 「虹の絵の具皿」


詩人であり、童話作家である宮沢賢治。

著名な作品は読んでいたので、今回は「虹の絵の具皿」を読んでみました。

いや、凄いですね。
どうしてこんな作品が書けるのでしょう。

「銀河鉄道の夜」とはまるで違うし、「風の又三郎」とも違う。
いやこの両作品もまったく違う雰囲気を醸し出しているのに、それらとはまた異なる感覚で書かれています。

作者の想像力・創造力は凄いです。

私など、何を書いても同じような文章になってしまいます。

って、比べること自体が間違っていますが。

童話に興味がある方も、ない方にも、ぜひ読んでいただきたいと思います。

できれば、複数の童話を一度に読んでいただきたいですね。

作者の素晴らしさがより良く分かると思います。

posted by 音吉 at 21:00 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。